「日日是好日」
ビデオに録画されていたので回してみた。
よくありそうな景色がつづく。面白いと言うものでもないが、今は亡き樹木希林が演じる老婆の言葉が嫌味もなくすうっと通り抜ける。
鎌倉、江ノ島の懐かしい風景。
それぞれの時代を生きてきたのだ。
青春も同じだが、その中にいると、分からないことが、抜け出して、初めて分かることってよくある話だ。
とまあ、いろいろなことを思い起こさせてくれる映画。
この映画がどのように感じられるかは、それぞれの日常、過去、未来への思いがどうなっているかで全く違ったものになる。心を映す鏡のような映画だ。
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余談:
恥ずかしいことに、今まで、日日是好日を「ひびこれこうじつ」と呼んで済ましていたが、改めて調べてみると、2文字増えて言い難いが「にちにちこれこうじつ」と読むらしい。音訓の整合何だろうけど、日本人なら少しでも大和言葉に近い響きで読みたいものだ。
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安倍晋三なら、好日でなく口実を使っても良さそうだ。口実が通れば好日に出来ると言うものだろう。
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