「ストーリー・オブ・マイライフ
/わたしの若草物語」
https://www.storyofmylife.jp/若草物語は少女たちが好む小説だったと思う。映画化もされている。エッセンスは色々な作品に取り入れられているだろう。実話と言うか私小説と言うか。
ハッピーエンドだったのかな。
この作品は、伝記的に制作しているので、フィクションと回想録と混在させているようで分かり難い。一方で、人間味が、喜怒哀楽が、生き生きと描かれていて、魅力的な作品になっている。
とは言え、キャスティングも長女役は長女らしさが無くて違和感があるが、案外実際はこのような感じだったのかも。長女は最も女性らしい存在に見えるが、年齢が合っていないのは残念。
※
/
繰り返すけど。
若草物語自身がもともとが私小説的な作り。家族のエピソードを綴って人としての成長に対する共感を獲得している。
この作品(私の・・・・)は、その私小説を書いている人(次女)の伝記として作り込んでいるから、 いろいろなエピソードが二重の構造を持つことになる。
彼女の記憶の中の目線と、彼女を描く人のカメラの目線と。
/
唐突なエンディング。
ただ、誰もが知っていることは、この本は世界的に販売されて、恐らく彼女は経済的には相当恵まれたであろうこと。
結婚がハッピーエンドという話と、お金が入ってハッピーと。ここもまた不可分の2面性だ。
※
そもそも
何故この時期にこれが映画化されたのだろう。アカデミー賞ものの感動ドラマであっても、今の時代はやはりお金が付いてこないと駄目なんだろうか。同じ境遇の人が書いた本が売れない本だったら、惨めなだけの若草物語だったら、映画にはならない。
/
共感。同感。感情移入。共有価値。
※